本日、朝日カルチャーセンターの「山田和也×石川禅が語る ミュージカル『ジキル&ハイド』」の講義にいって参りました。
こちら、タイトルには「ジキハイ」とありますが、結構いろんな作品についてお話ししてくださいました。というわけで、恒例の記憶に結構頼り切った感じの会話形式レポ、始めたいと思います~。以下、セリフ部分は敬称はなど略させていただきます。
あと、毎回言うようですが、セリフ形式といえど完全な再現ではないので、言っていたこと違うし!というようなところはお心広く目つぶってやってください…(汗)読みやすいよう、多少意図的に変えてあるところもありますので…←言い訳
講座が始まり、お二人が入場で呼ばれると、入り口から禅さんひょこっと顔を出してなんだかアメスタや十二夜を連想してしまいましたwww山田さんも入場し、お互いに気遣ってしまってどうぞどうぞ状態にwww
テーブルにでかでかと貼ってあるネームシート?に「でかっ!」とつっこみを入れる禅さんwww
始まる前から笑いが起こってました♪
山田「さっそくですが…」
石川「はい!」
会場爆笑w
山田「……軽くご挨拶でもしますか?」
石川「もう…みなさんご存じですよね…?」
山田「じゃあ、もうすんだということで話を進めましょうか。まずは、僕たちの初めての出会いはいつ頃かという話から。」
石川「ジキハイの初演の時に、帝劇の楽屋口をでたところの前にある喫茶店で面接を受けたのが最初ですねですね。」
山田「え、僕は違うよ?」
石川「え?」
山田「喫茶店で顔を合わせたというのはあってるんですけど、ある人に、石川禅さんが僕に会い亜違ってるって聞きまして…もうなにを根ほり葉ほり聞かれるのかとどきどきしていましたよ…」
石川「怖いわ東宝さん~(笑)僕は山田さんが僕に会いたいって聞いてましたよ?(笑)」
山田「ふつう面接なんてしないからね。僕らをだしにして誰かがコーヒー飲みたかったんじゃないの…?(笑)僕の最初の印象はどんな感じだったんですか?」
石川「蜷川さんや青年座の鈴木さんといった気むずかしかったり、こわい演出家もいるなかで…(笑)あ、蜷川さんなんですが、「三文オペラ」っていう作品の時にどきどきで蜷川さんのことをスタッフさんに聞いたら、今はさすがにお年なので灰皿が飛んでくることはないですよとはいわれ、少しはほっとしたものの…読みの合わせの時に行われる立ち稽古で、みんな立ち位置がわからずあたふたしてしまって…そしたら…「並ぶんだよ!!!!」とすごい罵声が飛んできて震え上がりましたよ……っていう、そんな演出家もいる中で…人好きのするような優しいお兄ちゃんだ、この人が山田さん?ってなりました。」
山田「お互い30代ですよね?」
石川「はい、15年前。」
山田「ふふっ、次の話題いきますか(笑)禅さんがプロになってから最初のミュージカルは何なんですか?」
石川「一番最初はやっぱり「ミスサイゴン」……ん?でも待てよ…青年座での「シューベルティアーデ物語」かな…あれもミュージカル作品ですね。シューベルティアーデというのがシューベルトの友人のことで、その友人たちも含めて彼の人生を描くっていうストーリーのものなんですけど。青年座の正式団員になってから二年目の時なので…ミスサイゴンの一年前の時ですね。
山田「そして「ミスサイゴン」、「レミゼ」をはさんで「ジキル」と…?」
石川「えーっと…」
山田「頑張れ(笑)」
石川「「ミスサイゴン」が出てこなかった(笑)「ミスサイゴン」「レミゼ」「回転木馬」「レミゼ」「ジキハイ」の順番ですね」
山田「その中で、鹿賀さんとのつながりができたんですね。」
石川「そうですね、レミゼの時にジャンヴァルジャンやってらしてましたね」
山田「鹿賀さんが一緒にジキハイに出演したいとおっしゃる役者に禅さんもいたんですよ。それで石川禅が僕に会いたがっているという情報が…(笑)」
ここで話題が切り替わります、話が延びそうになるのをうまく切り替えてくれる山田さんが、脱線しがちな禅さんと違ってありがたい…www
山田「話題を変えますが、「ダンスオブヴァンパイア」お疲れさまでした。」
石川「本当にお疲れさまでした。」
二人そろってお辞儀。
山田「というわけで、エピソードなど含め、感想を述べよ(笑)」
石川「うわぁ~きたかぁ~はい…あんなに楽しかったのは本当にあの作品だからこそって感じで…見るよりもやる方が楽しいですよ。」
山田「そうなの?」
石川「あの作品、役者さんでもでたいって人多いですからね。」
山田「神田沙也加ちゃんとかもそうだったもんね。」
石川「山田さんは教授はアルフのヒーローだとおっしゃってたじゃないですか、僕は最初スーパーマン的なヒーローだととらえてしまったんですが、違ったんですね。山田さんの言うヒーローはベーブルース、つまり、実在しているヒーローだったんですよ。私生活なども含めてリアルな人間的なヒーローだったんです。この話…すごく長くなりますよ?」
山田「端的にお願いします」
ばっさりな山田さんwそれでも禅さんもめげませんwww
石川「前回までの公演だと、期間が長いから、のどがきついぞと、声帯を守るために本能的に高いトーンにしてしまっていたんです。でもそれだと山田さんのリアルという点からは離れてしまうという葛藤を抱えながらもそうせざるを得なかったというのもあるんです。そこで今回は、リアルな芝居にしたいと思って、新宿村の初稽古の時にお話ししたら…「僕初演の時から言ってるんですけどね」って(笑)こう考えたくなったのも色んなことがあって…「貴婦人の訪問」の時に祐一郎さんが最後のシーンで、「はい」と二回答えるシーン。あそこの二回の「はい」の気持ちの入りようの違いにすごく共鳴してしまって…文学座で言われた、「セリフは心のカス」という言葉も思い出していたんです。全く同じような音で大きさで言ったものが、気持ちの入り方で全く違うものになる…そんなものをリアルさを教授でも表したかったんです。教授がコメディではなく、リアルなものとして表現できるように、シリアスと言う意味ではないリアルさを出すために、人間が吸血鬼にああやって突然に対面したら恐怖を感じるはず…そんなリアルさを忘れないようにしていたんです。そういう意味でも、新鮮に演じることができましたね。それに思わぬ副産物もあって、人間はホントのことを言う時には全く声帯に力が入らないんですよ、ぎんぎんにセリフを言ってたときよりも、声帯は全然疲れませんでした。年は確かにとりましたけど、声帯は終わってもすごく元気でしたね。」
山田「確かに、「オリオンだ。」を静かにおっしゃるようになったのが、印象的でしたね。」
石川「はい。あそこもそうですね。やってみたら一発でOKくださって。」
山田「ファンタジーはそのリアルというところの基準が必要だと思うんですよ。だからリアルを人間がやり続けることで、ファンタジーである吸血鬼がもっとはばたくと思ったんです。」
石川「次はいつやるんですかね~再演するんですかね?」
山田「いつかやるんじゃないですか~?いや、これ保証じゃないですよ?」
客席に確認をいれる山田さん(笑)そこにぼそっと一言…
石川「僕ができるあいだにお願いします…」
山田「老人の役だから(笑)」
石川「いつか、かつらいらなくなるのか…?(笑)」
そしてここから貴婦人の話題に。
石川「貴婦人、ドロドロな本で、え?これ読み物としては面白いけど…ミュージカルにしてこんなにドロドロでリピーターはつくの?大丈夫?ってなって…だって今のミュージカル界ってリピーターで成り立っているといっても過言ではないじゃないですか…なので、作品に音楽が色づいて全く変わって…すごいって……音楽一つですごく面白くなった…と…そこに僕はすごく感動しましたね。」
山田「この作品の役作りとかで苦労したことはあります?」
石川「うーん…やっぱりクレアが登場する前までの最初のシーンのあの長いナンバーが大変でしたね。物語性のあるナンバーをあのリズミカルな音楽に乗せて作り上げなきゃ行けない…脳みそにみんなで汗かきながら作ったシーンですよ、本当に。とても難解でした。僕たちが自信をもって演じきらないと、見てる側がわからなくなってしまう。これ本当で、「遠い夏のゴッホ」って作品で、あれ登場人物がみんな昆虫とかなんですよ、僕はクワガタだったんですが、台本渡されたときに、ト書きに、クワガタがカブトムシを木の上で加えてはたき落とすとか、アリが壁を上ってる間に落ちるとか…これどうするんだよっ!?ってなって…でもなんとかそれを役者がそのつもりでやりきるとお客様はその想像力でしっかり理解してくださるんですよね。貴婦人もそうやってるうちに楽しくなってきちゃって…ヴァンパイアとは違う楽しさがありましたね。教授は誰にも負けない、落ち込まない、強い人なので、やってるときは体は疲れても、心は元気みたいな感じでした。そう考えるとクラウスは思い悩むタイプですけど、あの楽しい音楽に救われてましたね。」
てな感じお次は山田さんのうまい切り替えでシスターアクト
山田「僕たちの競演という点では次には「シスターアクト」がありますが、見ていただいてたんですよね?」
石川「三回ほど見させていただきました。」
山田「あ、リピーターだ(笑)」
石川「いえいえ!本当のこと言っちゃうと…瀬名さんの公演をみた日に、駐車場で森久美さんとばったりあってしまって…やばいっ!って(笑)元からみる予定だったんですけど「絶対見ますから!」って(汗)でも本当に楽しかったですよ。一作品で二度おいしいってやつです(笑)」
山田「カーティスの役作りとかで何かあります……?あ…まだそんなどころじゃない?」
石川「ふふふ…それがですね、「ダンスオブヴァンパイア」の名古屋公演楽日の翌日に制作発表で歌わっされちゃいまして…12月の休演期間中に必死におぼえるという荒技を…でも覚えてきて楽しく歌えるようになってくると欲が出てくるんですよね。どんなふうに歌っていこうか、キャラクターはどうしてこの歌を歌うのかと分析したくなる。そういう意味では、歌を先に覚えてしまったから、歌から入るキャラになりましたね。だから役作りとしてはこんなかんじかなとラインはできましたね。今は撃たれて、「イテ」というあの一言、あそこをどうしようかな…とそればかりが常に頭にあります(汗)」
山田「そこをすごく楽しみに待ってろってことでいいのかな?」
石川「いやいやいや!!完全にお悩み相談室ですよ!どうすればいいんでしょうって!!」
山田「それこそ、「セリフはなんとかのカス」だから、リアルによろしくね♪」
山田さん意地悪wwwでもこれで終わらないのがまたすてきなところ♪
山田「カーティスは他人の痛みに関してはとにかく鈍感なんですよ、でもそこのシーンで自分の痛みに関してはとても感受性豊かだったってことなんじゃないですよ。きっと。そんなこんなで「ダンスオブヴァンパイア」からの「シスターアクト」と連続で…」
石川「今日「ジキハイ」ですよ!?」
山田「はい(笑)そこからの「ジキハイ」歌稽古で、そんな三日間で三種類の役を歌い?大変だったのでは?」
石川「アターソンが一番大変でしたね…アブロンシウスとカーティスは強い人で同じようなテンションで行けるんですよ。でもアターソンのあのテンションで歌ったとき、やったことある役ではあるんですが、一番疲れましたね。」
山田「「ジキハイ」のサイモンとアターソンの二種類の役をやっているわけですが、何か違うものはありましたか?」
石川「鹿賀さんの命を削るような演技を見ながら、彼を支えるアターソンをストライドの時にやりたいとは思っていたんです。自分だったらこうするだろうなとかいろいろ考えていて。でもストライドは敵役として楽しかったですよ。」
山田「ストライドは敵役で、アターソンはどちらかというと観客側と近いものを持ちますよね?変わりはないんですか?」
石川「変わらないな…アターソンは観客側からしても入っていきやすいキャラですよね。そういう意味ではサイモンの方が難しいところはあるかもしれない。演じる側が悪役として出てきてしまってはいけないんですこの人がどうしてこういう人になってしまったのかとその人の正当性をいろんな側面から見ることで見つけだし、その人物を好きになるんです。生まれたときから性格が決まっている人なんていないんですから。この人物を好きでいてくれる人はどんな人なんだろうとか考えるんです。そうすることで、リアルさが出てくる。」
山田「そういえば今回の公演は歴代のストライドが全員そろってるんですね。」
石川「そうなんですよ、やっぱりこの作品はいいねと話をしますよ、ストライドをやってるとアターソンをやりたくなるし、アターソンをやってるとストライドがやりたくなる(笑)」
山田「途中でチェンジしますか?」
石川「いいです。」
山田「僕の演出も変わってますし、二人の主役の違いで違いはありますか?」
石川「もう10年もたっているので、僕の芝居が変わってきてるんですよ。だから相手が変わってどうのじゃなくて、自分の芝居がましになったのではと考えることはあります。この10えんんで進化していると思うんです。僕は毎回役者としての集大成を見せることが退治だと考えています。気持ちをリアルに出し切れるようにと。」
山田「ではそういう目で明日から…」
石川「思ってることとやれることは違いますからね!」
山田「大丈夫です。そういう目でみますから♪そうしたいんだろうけど、できないんだろうなって(笑)」
石川「あたたかくお願いします…(笑)」
てな感じで…この文字を打つ私の手が悲鳴を上げているのでとりあえずここでいったん記事を切ります!!
続きはまた次回の更新で!!このあとには「ピーターパン」や「メトロに乗って」など話題も盛りだくさんwww
次回の更新をお楽しみに!!
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