【観劇プチレポ②】劇団四季「ノートルダムの鐘」フレデリック編

といわけで、本編ブログ進めず、プチレポ更新しちゃいます。←オイ

フレデリックが私が大好きすぎるという件について…もう自分で記憶を少しでも残しておきたいというのもあり、こうしてそれぞれのフレデリックをシーンごとに分析しちゃうことにしました。
フィーバスみたいに点数形式で出すことはないですが、寺元健一郎さんがデビューし、三人になったフレデリックを東京公演段階での役作りで分析してみようというわけです。
とくに、この「ノートルダムの鐘」という作品、役者によって本当に作品全体の雰囲気や、キャラクター自体が全く別物になるんです。特に、この男性アンサンブル1枠さんのフレデリックは相当キャラも役作りも違うんですよ。
というわけでじゃんじゃん分析しちゃいたいなと思います。

私自身は野村数幾さんのフレデリックが一番好きなので、分析もどうしても野村さんに偏る…というか絶対偏ると思いますが、そこは広い目で見ていただけると嬉しく思います。
あとは、逆に寺元さんは2、3回しか見ていないないのと、登板回数もまだ少ないのでレポが少なかったり薄かったりすることも多々あると思いますが、その点もご留意ください。

体裁は以下のように進めます。

・項目の説明
野村さんレポ
鈴本さんレポ
寺元さんレポ
(管理人の考察)※ない場合もあります

全体的なイメージとしては、

野村フレデリックはそれなりに遊ぶのも好きで、フィーバスとの関係性も一番友達に近いかなという感じで、フィーバスへのベクトルが強いように思います。

鈴本フレデリックはとにかく正義感が強くて、クロードの命令に対しても誰よりも忠実に迅速に従うイメージ。

寺元フレデリックは二人の中間を行く感じ。鈴本フレデリックほど正義感は強くないけど、野村フレデリックほど遊び人でもない。ある意味一番フィーバスとクロードに対するベクトルはブレブレで、最後までどちらかみたいに選べない感じ。

あまりうまくまとめられてないのですが、以下のレポで私がどうしてこのように分析するのかわかると思います。
超個人的な分析ですが、観劇や思い出しのお供になれたらと思います。

また、フレデリック以外の役柄の時のレポも一緒に羅列しています。私自身の備忘録みたいなものでもあるので、そこの点、ご了承ください。また、舞台は生ものです、役者さんの演技も日々変わります。ここにのせているのは、比較的5月、6月ごろの芝居をもとに記述しました。全く同じなどありえませんので、役者さん方が、必ず毎回こういうことをしているわけではないことをご理解の上でお読みください。

では、さっそく…

・ジェアンとクロードの再会のシーン
野村石像:右 手を柵の外側に垂らし、左手は柵にそえて、少し覗き込むように上半身を柵の外側に乗り出している。

鈴本石像:右手を柵の外側に垂らし、左手は柵にそえて、顎をその上にのせているかくらいに低い姿勢になってのりだしている。両手を外側に垂らしていたこともあったとか。

寺元石像:左手を柵の外側に垂らし、右手を柵にそえて、その右腕の上に顎をのせる。三人の中で一番姿勢が低い。

・カジモドの「道化の祭りだ~!」の後の反応
野村石像:達郎カジモドの場合、右手でカジモドの肩にそっと手を触れることがある。「そうだ!」と答えている日もあった。座ってからは、他の石像がしゃべると、首はまったく動かさずに目線だけでその言葉に耳を傾けているのを表現している。

鈴本石像:口を大きく開けて笑いながら、すごく楽しそうに他の石像たちと顔を見合わせて移動する。触った後は、一心にカジモドを見つめてる。

寺元石像:一番アクティブにひょこひょこ動くイメージ。半分スキップみたいな感じで移動していた気が。座った後は、野村さんほど固定されていないが、結構目線が泳いだイメージ。

・「抜け出す~!」の時の騒ぎ方
野村石像:「抜け出す!抜け出す!」と言葉を発しながら大笑いしている。

鈴本石像:とにかくめちゃくちゃ笑う。すごくその笑い声が響く。

寺元石像:笑いながら足をバタバタして、一歩を踏み出したい雰囲気があった。

・祭りの音が聞こえたときの反応
野村市民:隣の女性4枠と会話しながらローブの裾を直したりしていることが多い。そのあと、のぞき込むように体をかがめていたりもする。自分から話題を振っているように見える。

鈴本市民:女性4枠とは楽しそうにおしゃべりするイメージ。笑っていることが多い。だが、カジモドの「僕はもういけないのか…」あたりで会話をやめ、笑顔も消える。

寺元市民:女性4枠と話をしながら、何度もうなずいて相打ちを打っているイメージ。自分から話にいくというより、聞いているイメージ。

・カジモドの「陽ざしの中へ」の最中の様子
野村石像:カジモドが前向きな歌詞を歌い始めると、すごく穏やかな微笑みでカジモドを見つめている。カジモドの楽しい気持ちと共鳴して、表情を変えることもある。

鈴本石像:口を大きくあけて、とにかく可愛い笑顔でカジモドを見てる。カジモドが上の方にいるときはめっちゃ見上げる。

寺元石像:静かに微笑みながらカジモドを見ているイメージ。

・カジモドが乗ったベンチを運ぶとき
野村石像:持ち上げるときは、微笑んだままカジモドを見守っていて、運び終えて座った後も、微笑みながらカジモドに視線を向けている。隣の男性8枠が八百さんの場合、座る直前にお互い顔を見合わせて、笑いあう仕草が入る。

鈴本石像:持ち上げるときは口を開けて笑顔なイメージ。座った後は正面を向いて座っている。

寺元石像:ここは結構真面目なイメージ。

・トプシー冒頭の「みんな~おいで~!」あたりの仕草
野村市民:「みんな~おいで~!」は笑顔で両手、両足を広げて言う。一度思いっきり解釈していた日もあったり。また、男性6枠が金本さんの場合、そこでちょっとしたアイコンタクトや仕草のやり取りがあったりする。そのあと、前に出てきた女性二人に目線を飛ばすと、胸のあたりで右手を回して、そのまま女性1枠のお尻を触りに行く、日によっては指をものすごくくねくね動かしていて、ある意味気持ち悪い(笑)だが、いつも触る前に「道化の祭り!」のタイミングで、自分のお尻を男性2枠にたたかれて阻止される。「いいぞ~」とカジモドが登場する直前あたりは、下手手前に残って女性陣二人と絡むが、その時は姿勢を低くして、二人に向かって笑顔で手をまたくねくね動かしながら手を差し出す感じ。

鈴本市民:「みんな~おいで~!」のところは両手は広げ、一瞬高く上げる。野村さんが女性のお尻を触ろうとするタイミングでは、逆に自分のお尻を後ろ(舞台でいうと下手側)に突き出すようにして、両手を逆に前(上手側)にそろえて出すポーズをとる。これが男性2枠がお尻を叩いてくる動きと連動する。そのあとの女性陣との辛みは楽しそうにやり取りした後、あっちで準備があるぞ!みたいな感じで親指で二人に合図を送り、奥へと移動する。

寺元市民:「みんな~!おいで~!」のタイミングは両手を上に高く上げていたイメージ。野村さんと同じく、女性陣のお尻を狙いに行くが、野村さんよりもちょっと控えめ、スケベ感は薄い(笑)女性陣と絡むところでは、女性二人の話を興味津々に聞いているような仕草をしていたイメージ。

・トプシーのステージにはめる、棒を持ってくるときの様子
野村市民:棒の上の方を見ながら運んでくる。はめた後、男性8枠がはめた棒も請け負って、ステージを回転させるが、8枠が八百さんだとそこでお互いに楽し気なアイコンタクトと仕草が入る。

鈴本市民:楽しそうに運んでくる。変わった動きはなし。

寺元市民:変わった動きはなし。

・クロパン登場時の「ジプシーの王様!」あたりの時の顔
野村市民:クロパンがかぶる帽子を隣の女性1枠が渡すまでの間、男性6枠が通る動線を確保するために横を向いている。この時、横目でクロパンの方を見ているのだが、帽子が渡されるタイミングで入る、ちょっと間抜けなSEのタイミングで、ちょっと驚いた顔をすることがある。

鈴本市民:変わった動きはなし。

寺元市民:変わった動きはなし。

・クロパンの「街をさかさまにしてやろう~」のあたりの反応
野村市民:このセリフを聞いたとき、「ほんとかよ?嘘だろ~?」みたいなことを言っていることがある。そのあと、女性4枠がクロパンに回転させらるのだが、それに反応して彼女に手を振り振りしたりとなんらかの仕草が入ることが多い。そのタイミングで、ステージ上に太陽の垂れ幕がおろされ、皆市民たちはそれぞれ驚きの反応をしているが、野村さんはここで必ず触りに行く。ここも日替わりで、太陽の絵柄全体を全身でなでつけるようにしたり、唇の部分をなぞったり、鼻の穴の部分に指を突っ込む仕草をしたり、太陽の外側のとげとげの部分の数を数えようとしたり、目のところを両手で隠したり……中でももっとも印象に残っているのは、太陽の目のところから目玉を取る仕草をして、ちょうどその日は男性8枠が八百さん(八百さんだとこのタイミングで絡んでくることが多い、吉田さんは絡まない)が来た時に、その取った目玉を押し付ける仕草していた時。

鈴本市民:少し他の市民よりも距離を取って遠くから様子を見ているイメージ。女性4枠がクロパンにいじられたのは、驚いてみている感じ。顎に右手を添えて、様子を見ていたイメージがある。太陽の垂れ幕は垂らされた直後は反応するものの、そのあとはあまり興味がない様子。

寺元市民:全体的に楽しそうにしているイメージ。ポーズとしては両手を腰に当てて、口を開けて笑顔で観ていたイメージ。太陽の幕は一瞬気にするけど、すぐにクロパンの方に意識が向く。

・クロパンが持ってきた棒を運びながらはけていく時の様子
野村市民:とにかく日替わり。絡んでくる女性2枠に意地悪して、「あっ!あそこに宇宙船が!」的な動きをして得意げに持ち去ったり、頂戴っ!ってやる女性2枠にあげる~って手を伸ばして引っ込めてやっぱだめ~って持ち去ったり、とっても重くて、大変そうに運んで行ったり、軽やかにスキップしながら持ち去ったり…これだけでもたくさん(笑)

鈴本市民:基本、片足あげてステップを踏むようにはけていく。女性2枠には意地悪するというより、お多賀にすげぇ!って興味津々で見合ってるイメージ。

寺元市民:すごく細かく足をひょこひょこさせながら運んでいくイメージ。女性2枠さんのことは軽く拾って、すぐに持っていくイメージ。

(考察というより、おまけ程度なのですが、ここ、女性2枠さん、特に吉田さんがすごく絡むのですが、はけてしまった後で、男性6枠の金本さんだと、おい!みたいな感じで声をかけようとされたりしてます。)

・トプシーの会場に入ってくるときの態度
野村フレデリック:真剣な顔で周りの市民を警戒してる。周りの市民がクロードに向かってお辞儀すると、それを「よし」といった感じでうなずいてみている。だが、フィーバスが「哀れんでやろうか?アリの鼻くそくらいならな」といったのを聞いて鼻で笑ったりしてる。

鈴本フレデリック:クロードについてくるときはあまり周りを気にしない。目の前のクロードを直視しているイメージで、彼からの命令を忠実に待っている感じ。

寺元フレデリック:クロードのことを守らなければという意識が強い。周りの市民がお辞儀をしに来るのも、なんだかとても警戒してみて、いつ誰が襲い掛かってきても大丈夫なように構えていたイメージ。

・スリジプシーの調べ方と連行の仕方
野村フレデリック:結構全体的に乱暴にはしないイメージ。フィーバスやクロードの言葉を敏感に拾って、何回かジプシーの方を見て、肩を強く押さえつける。そこまで乱暴に振り向かせはしないが、一番動きに切れがあるイメージ。

鈴本フレデリック:一番調べ方も振り返らせ方も乱暴。だが、クロードやフィーバスが話している間は微動だにせず、二人の方をじっと見てるイメージ。

寺元フレデリック:ジプシーを調べるときは一番丁寧にやってたイメージ。連行はそこまで乱暴に振り向かせない。

・「エスメラルダ」のダンスを観たときの反応
野村市民:クロパンの「美人の登場~」に反応して「美人?美人?」と発言しながら興味津々で注目していたこともある。彼女の登場後は両手を胸の前に持って行って、完全に呆けてしまっている感じ。6枠が金本さんだと完全に支えてもらっている感じ。何回か崩れ落ちそうになって立ち上がらせられていたことを観たことがある。よく目隠しをされて意地悪をされ、そのたびに必死に手でその目隠ししてくる手を外しにかかる。そこに7枠の宇龍さんが加わると完全低学年レベル男子の三馬鹿トリオが完成する(笑)あとはジプシーたちが持っている、特殊な形のタンバリンにも興味が向くことが多く、たまにそれを取ろうと手を伸ばしたりしていることもある。ストップモーション後に、足場の箱のところにうずくまって、それを両手でたたいてテンション上がりまくりな日もあったり。ここでの動きは、6枠と7枠が誰かによって結構変わる。エスメラルダ登場直前の「みんな~おいで~!」のところの柱の足場への上り具合は二階手前のあたりまでのぼり、もう片方の足までかけて高いところでやる。

鈴本市民:柱への上り方は野村さんと比べるとおとなしい。動きは少なめだが、声をあげて大騒ぎしているイメージ。金本さんに目隠しをされると結構されるがままなイメージが強い。呆けて崩れ落ちるというよりも、目を奪われて固まってしまっているイメージが強い。

寺元市民:エスメラルダに完全に心奪われた、というイメージより、祭りを素直に楽しんでいるイメージが強い。エスメラルダのダンスももちろんも観ているのだが、周りの市民たちの反応に乗っかっていくスタイル。基本的に他の市民たちの後ろから覗き込んでいるイメージ。

・「ねぇ肉屋さん!」で肉屋が反応した時の肉屋に対する態度
野村市民:柱のところから指さしたりして笑ってる。馬鹿にしてるようにも見えなくはないけど、そのあとの5枠市民との絡みが多いことを考えると、親しみ故のあの仕草と表情かなと思ったり。

鈴本市民:あまり反応していたイメージはなし。隣の男性6枠とエスメラルダのダンスに夢中。

寺元市民:一番肉屋さんの反応を拾う。野村さんと鈴本さんは動かないが、結構肉屋の二人の方まで近づいてきて、「今呼ばれたよね!?」みたいな感じで絡みに行く。そのあと、エスメラルダのタンバリンの圧に突き飛ばされた、男性4枠に何か仕草してた記憶が。ここで彼に絡むのは寺元さんだけ。

・エスメラルダにお金を入れるときの反応
野村市民:お財布からお金を取り出し、まずエスメラルダの肩に触って振り向かせてから、一枚一枚タンバリンに入れていく、そこで何かしら絶対エスメラルダにいう。私の記憶に残っているのは「10万、10万(笑)」と「好きです…!」とか。指を三本立てて、三枚も入れたぞ!とかってどや顔をしていた日もあったかも。あとは、唇に手を当てて、ものすごくためながら下がりつつ、キスを飛ばすという仕草をしていたり。

鈴本市民:お財布から取り出すと一番乗りでタンバリンにお金を入れる。その時、エスメラルダの手に自分の手が触れたのか、今触っちゃった!みたいな感じで大喜びしながら後ろへ移動していた日があったかも。これは野村さんや寺元さんもやってた日があった気が…。

寺元市民:彼独特、みたいな動きは今のところ記憶になし…。

・クロパンとエスメラルダが手前で話してる時の、後ろでの絡み
野村市民:だいたい、その直前のお金を入れたときの仕草と連動していることが多い。エスメラルダが自分の手に触れたときは、その手を大切そうにそのまま維持しながら戻り、奥で絡む女性1枠に自慢していたりする。あとはお財布を女性1枠に見られないようにこっそり戻したりしている。そこで怒られて殴られると逆イナバウアーみたいなことをしたり、結構奥のセンターあたりまで這いつくばりながら逃げたり、あとは後ろの柱を利用して追いかけっこしていたりととにかく遊んでる。逆にお財布からっぽになっちゃったと空っぽの財布をひっくり返して見せてた日もあったかもしれない。あとは、一度、野村さんが怒られて、平木さんがぷんすか怒ってる時に、手前で話をしてる高舛さんと山田さんも話しに入ってきて、その3人に囲まれて、野村さんがうずくまっていることもあったり。あの時完全に集団リンチみたいな絵ができていた…(笑)

鈴本市民:野村さんほど女性1枠さんのことを刺激するようなことはしていない気がする。野村さんだと女性1枠が平木さんの時に怒るのはわかるのだが、鈴本さんだと何で怒ってるのかな?となる。でもそんな二人を見ていてもちょっと恋人感はある。

寺元市民:静かに女性1枠とおしゃべりしてる。腕組んでたイメージ。

(ちなみに、ここで絡む女性1枠さんが平木さんだと、野村さんと鈴本さんの時は恋人設定かも?というのが読み取れます。エスメラルダに触れた手を匂いかぐ仕草をして嫌そうな顔をしたり、両手グーパンチで男性1枠のお腹をなぐったりしたりしていて(笑)小川さんだと、静かにおしゃべりしているイメージ。私は勝手に、自分とのデートのお金を全部使ってしまった彼にオコなのかなと想像してます。)

・クロパンの「道化の王様を決めるぞ!」のあたりで集合したところの態度
野村市民:集まってくるときに両手をパーであげて走ってくるのが、ガキっぽくてかわいい。そのあと、女性1枠をおんぶするのだが、クロパンの「腹をかかえて笑え」に反応してお腹をポンポンしたり、女性1枠に肩を揺さぶられると、赤べこのように頭をふらふらさせて目を回してたりする。

鈴本市民:しっかり女性1枠を支えてあげてて、何回か振り向いてアイコンタクトをとったりする。

寺元市民:特に目立った動きはなし。

・にらめっこ大会のブーイングの仕方
野村市民:男性5枠が高舛さんだと、何回かそこで「ありゃだめだな?」みたいなアイコンタクトがあったりする。そこのシーンで女性1枠が顔を出しに行ってしまうのだが、それを追いかけようとして、そのまま完全に地面に転んで伸びたりもする。それを宮田さんのエスメラルダだと拾ってくれて、「何やってるの(笑)」と言われてる日もあった。あと、女性3枠に「あんたも行きなさいよ!」と促されると、俺には「無理無理~!」って正座して飛び跳ねたり、地面を両手で交互にたたいたりしてたりする。基本座り込んで愛ブーイング。

鈴本市民:ここでは野村さんと違って座り込まずに、立ってブーイングしてる。

寺元市民:最初は座り込んでブーイングしてるけど、女性1枠が顔を出した時だけ反応が違って、立ち上がる。

・自分の顔出しの時の動き
野村市民:男性5枠が高舛さんだと、「俺はいくぞ!」アピールしてることが多い。顔を出す直前は自分の周りの人間を邪魔だ邪魔だ~って払いのける仕草が入って、ほっぺたを指でくりくりしてから、顔を出す。顔を出している最中は手がぶらぶらしていることが多い。ステージから降りるときは「ダメかぁ~!」と悔しそうに頭に手を置いて「くそぅ…」ってやってる。普通はこのスタイルだが、一度だけ、自分の前に顔を出してる女性1枠のお尻にめっちゃ顔を近づけて、直前に顔を出すという…ちょっとスケベな日もあった。この日は、冒頭だけでなくここでもお尻を狙うのか!とだいぶ衝撃を受けた。

鈴本市民:顔を出す直前に、両手を上にあげて気合いを入れているイメージ。顔を出すときは、そんなに動かないが、全身に気合いが入ってるイメージ。

寺元市民:男性5枠に促されて顔を出しに行くイメージ。顔を出している時のポーズは足をそろえてかがんで顔だけ出している感じで、よくある顔出し写真プレートに顔出してる人みたいな印象を受けた。効果音つけるなら、チョコンって感じ。

・「あれは仮面か!?」あたりの様子
野村市民:めっちゃ腰が引けてて怖がってる感じ。階段の手すりのところにもすがりついてるようなイメージ。カジモドを直視できず、周りの市民たちの言葉を敏感に拾っている。

鈴本市民:両手をカジモドの方に差出してこのセリフを言う。直視していて、恐怖というよりもまだ興味の方が強い感じ。

寺元市民:すごく険しい顔で観ていたイメージ。あまり怖がっていたイメージはなし。

・カジモドを観たときの反応
野村市民:気持ち悪そうに自分の体をかく仕草をする。財布をすった後の男性3枠にも、気持ち悪くてかゆくなってきた…みたいな感じで絡む。小田さんだと一緒になってかゆがってくれる。そのあと、その体を書く流れで財布がないことに気が付くが、まぁいいかという感じで残念な顔をしつつも、王様の列に加わる。何回か、ベンチの下まで慌てて財布を探していたこともある。

鈴本市民:顎に手をあてて、考え事をするようにカジモドを直視してる。男性3枠に財布をすられたことも気が付かない。

寺元市民:両手を腰に当てて、カジモドを見ている。表情的には怖がるというより、信じられないっていう感じ。財布をすられたことには気が付かない。

・尻アタックドミノ列に混ざるときの様子
野村市民:背中を向けてドミノの準備をするときの手が、他の市民は大きく上げている中で、胸の前で小さくそろえていて、ぱっと見可愛い。クロパンが集合の合図をかけているのに気づくと、表情もパッと明るくなる。

鈴本市民:両手を高く上げて準備をする。

寺元市民:野村さんと鈴本さんの中間くらいの高さで準備していたイメージ。

・トプシーの全体での踊りが終わった後の様子
野村市民:その踊りを一人でつづけたまま、後ろに移動することがある。

鈴本市民:特に変わった動きはなし。

寺元市民:特に変わった動きはなし。

(ちなみにこのシーンでは、カジモドの顔に張り付ける赤いシールを、柱の後ろの棚からとる男性5枠を隠す役割も担ってたりします。)

・「捕まえろ~!」の時の雰囲気
野村市民:直前にまず、口を押えながらカジモドの顔を覗き込んですごく嫌そうな顔をする。片方の手でカジモドを指さして、周りの市民に促す感じ。表情は、気持ち悪いものを見て、笑いきれない感じ。

鈴本市民:両手を高く上げて、その場全体に響き渡るような大声で叫ぶ。カジモドに対する恐怖心のようなものはまり感じない。

寺元市民:一番ここは楽しそうに言っていたイメージ。カジモドをいじめることに一番楽しさを感じているよう見えた。

・カジモドを押さえつけて、ロープを引っ張るときの様子
野村市民:カジモドを押さえつけてるときは結構必死で、周りに「おさえろ!」とか言っていることが多い。うまく縛れると「よしっ!」と言っている声が聞こえたこともある。また、カジモドに触れた当てを嫌そうにロープで引っ張り始めると、結構余裕をかまして、片手を離してカジモドを指さし、あざけり笑っている日もあった。

鈴本市民:カジモドを押さえつけてるときは結構真面目。ロープを引っ張ってる時も真剣な表情のイメージ。小柄に見えるが、結構力はあるように見える。

寺元市民:一番カジモドを押さえつけるのに苦労していたイメージ。ロープ引っ張ってる時も一番力なさそう。

・「やつがいる!」の時
野村市民:カジモドの方を明転した時には見ていて、「奴がいる!」と言いながら、足で思いっきり音を立ててカジモドを脅かしつつ襲い掛かる。フィーバスにそれを止められると、結構フィーバスを怖がる。

鈴本市民:明転してからカジモドの方を見て、「奴がいる!」とかけより、両手で無理やり立たせようとするが、フィーバスにすぐ阻止されてしまう感じ。そこまでフィーバスに恐れは抱かない。

寺元市民:カジモドのに手をかける前にフィーバスに阻止されて一番突き飛ばされるイメージ、後ろにいる男性3枠が支えてくれてなかったら絶対転ぶだろうという感じ。

・「さっさと立ち去れ!」のあたりの反応
野村市民:フィーバスの圧を怖がって顔をそむけるが、すぐににらみつける。日によってはクロードの「やめなさい!」にムカついて、フィーバスでなく、クロードをにらみつけていることもある。去り際は必ず一瞥してからはける。

鈴本市民:嫌そうな顔をしてすごすごベンチを運び始めるが、運びながらもフィーバスやカジモドの方を嫌そうに見ているイメージ。 

寺元市民:すみません…記憶あまりない…目立ったことはしてなかったはず…。

・フィーバスに「もう大丈夫だ」と言われるところ
野村フレデリック:エスメラルダを見つけて、あまり嫌な感情は持たず、声をかけに行く様子で近づこうとする。それをフィーバスに止められると、何か言おうとして手が動くが、状況を瞬時に理解して、フィーバスの肩をポンと叩いて、意味ありげに笑みを浮かべながら去る。佐久間さんのフィーバスだと、そこでまたフィーバスから肩をポンとする仕草が入ったりして本当に仲がいい。去り際も、振り返ってアイコンタクトを取ることもある。

鈴本フレデリック:エスメラルダを見つけると真剣表情で近づこうとする。それをフィーバスが止めると、一瞬驚いた表情を浮かべるが、フィーバスが大丈夫だというので納得して去るイメージ。

寺元フレデリック:あまりエスメラルダの方に勢いよく行く感じはなく、フィーバスもそこまで必死に止めていたイメージはなし。そこで納得して去るのも一番早かったイメージ。

(ここでわかるのは、野村さんのフレデリックは、一番あの場でこれからフィーバスがどうしたいのかを理解して去って行ってる感が強いということです。あそこで一番フィーバスへの友情を感じるのは野村さんで、鈴本さんは、上司がそういうなら僕は必要ないですね、と潔く去っていく感じで、寺元さんはそこに早く帰れる、仕事減ったといったちょっとした安堵感みたいなものを感じてしまったりしました。そこからもちょっと寺元さんのフレデリックは不真面目なところもあるのかなと分析しました。)

・「祝福しよう、二人を~」のところ
野村石像:広く添えていた両手を、真ん中に寄せてすごく身を乗り出す。その直前はしゃべっている石像一人一人に目線を飛ばしている。

鈴本石像:手は広いままで、身を柵の外に乗り出すイメージ。基本的にカジモドに注目している。

寺元石像:(あまり覚えてないのですが…)身の乗り出し方は一番激しかったかもしれないのと、カジモドとエスメラルダが仲良くなる様子を見て、一番無邪気に喜んでいたイメージ。

・酒場に入ってくるときの様子
野村フレデリック:フィーバスの後に続いて下手から入って来た時、嬉しそうに中を外からのぞいたりしてワクワクしてる感じ。それでフィーバスが先に行ってしまって慌てて隣まで行っていたこともあった。クロパンに「兵隊さんはお断りでね」といわれると、一瞬驚くが、「ただ息抜きに来ただけだ、友人のフレデリックも一緒だ」と言われると、また笑顔を取り戻して、フィーバスが肩に手を回すのと同時に、クロパンに「一緒だ」と言ったりして、ここに来る前に一杯やってきたんじゃないかというくらい能天気。クロパンが「そういうことなら」と通すと、フィーバスを一回たたいて、意気揚々と中に入っていく。

鈴本フレデリック:あまり笑顔のない状態で、フィーバスのあとをついてくる。「ただ息抜きに来ただけだ、友人のフレデリックも一緒だ」と肩に手を回されると、クロパンを見るが、そこでも状況を見守る感じ。一度佐久間がフィーバスの時に、頭をわしゃわしゃされたのを、「僕は子供じゃないです~」みたいな感じで、その手を振り払おうとした日もあったりした。クロパンが中に入るのを許可すると、フィーバスだけでなく、クロパンのことも叩いて、中に入る。

寺元フレデリック:どこにいくのかわかっていない感じで、フィーバスについてくる。「ただ息抜きに来ただけだ、友人のフレデリックも一緒だ」と言われて肩に手を回されると、フィーバスと一緒になって笑顔を作り、クロパンをじっと見る。中に入れるとなると一番三人の中で素早く奥まで行ってしまったイメージ。

(ここでもすごくキャラクターの性格の違いが出ていて大好きなシーンです。野村さんはもう完全に来る時から遊ぶ気満々で、フィーバスとの一体感もすごく強いです。鈴本さんは、上司に付き合って、ここまで来てしまった感じで、実際彼なりに楽しんではいるんですが、真面目な部分がすごくにじみ出ているように感じます。寺元さんは、あまりよくわかっていない状況で流されるまま来てしまったところが、思ったよりも面白そうで、中に入ってからどんどん楽しくなっていってしまうように見えました。実際、フィーバスに「友人の~」と言われると、そこで完全にシンクロして一緒にクロパンに訴えかけるので。)

・酒場での女性4枠との絡み方
野村フレデリック:中に入ると、どの女性に声をかけようかと選別するために、真ん中あたりで立ち止まる仕草が入ることがある。結果、男性3枠と絡んでいる女性4枠のところへ行くが、男性3枠がフレデリックが近づくと、何らかの反応をするのでそれを拾って演技が変わる。一度、小田さんが女性4枠から離れようとせずに粘っていたので、あえて、ベンチの隙間に無理矢理座って、女性4枠を奪い取るつもりでナンパしに行っていたり、大空さんが必ず顔を背けてフレデリックから逃げるしぐさをするので、それをわざと拾って、ちょっかいを出したりする。一度一回顔を覗き込ものうとするが顔を隠され、わざわざ二度見しに行ったこともあった。また、別のパターンでは、このあと目をつける女性1枠のことを女性4枠に話を聞いたりしてる日もあった。彼女のもとを離れるときは大体手にキスをして去る。

鈴本フレデリック:女性4枠の隣に行くと、ベンチに片足を乗せて、そこで何かしら会話をしている男性3枠の事はあまり気にしない。

寺元フレデリック:女性4枠の隣に、座って話をするイメージ。男性3枠のことは少しは気にしていた気がするが、自分では絡みにはいかない。

(ここで面白いのが大空さんの隠れる演技。彼の中ではきっとトプシーの時のスリをしたジプシーと同一人物の感覚でいるのかもしれません。彼を連行したのはフレデリックなので、何らかの形で逃げ出した彼が、フレデリックの顔をみて、やばいと隠れるわけです。それを野村さんは理解したうえで拾いに行ってる。あの場は職務関係なく、息抜きしている場なので、フレデリックもそこは目をつぶるわけです。だから、「なんか見たことある顔だな?」とでもいいたげな芝居が、大空さんの時に野村さんは入るのだと思います。また、男性6枠に金本さんがいると、フレデリックから見えないように守るように大空さんの隣に座りに行ったり、男性7枠も宇龍さんがいると、慌てて顔を隠した大空さんに何かしらのフォローを入れていたりします。)

・酒場でのフィーバスとエスメラルダがキスするあたりの様子
野村フレデリック:ここでもジプシーたちとの絡みによって芝居が変わる。ここでジプシーたちに差し出されたジョッキからお酒を飲むのだが、男性7枠に宇龍さんがいると、お酒の中身をすごく気にして飲むことが多い。何回かまずそうな顔をしたこともあり、一度はお腹を押さえていた(笑)こっそり飲まずに戻したりする日もあったし、飲む前に口をつける所をぬぐったりする仕草があった日もあった。あとは、単純においしくて、「これ何の酒だ?うまいな!」とジプシーたちに笑顔で話しかけていたり、すごく強いお酒だった日は気つけのように飲み干して、次の女性1枠ナンパに向けて気合いを入れてる日も。フィーバスとエスメラルダのキスはほほえましそうに見てることが多い。

鈴本フレデリック:ジプシーたちからお酒を受け取りはするが、あまり飲むイメージはない。フィーバスとエスメラルダの方を見ている率が高いイメージ。フィーバスとエスメラルダのキスに対してはこの三人の中で一番楽しそうに笑うイメージがある。

寺元フレデリック:お酒にもフィーバスとエスメラルダのキスにも興味津々で、今まで見てきたことのないものを見て、体験してすごくその場によっていたイメージ。

・酒場での女性1枠との絡み
野村フレデリック:エスメラルダとフィーバスがキスをやめたあたりで、女性1枠に目をつけ、顎を触りながらガン見して、品定め?し始める。そしてお互いに目が合って、女性1枠にその気があることを知ると、手袋をはめなおしたり、剣の向きを整えたりして、気合いを入れなおし、指でこっちにおいでと合図を送る。そのあと抱き合った後は、女性1枠は離れて帰ってしまうのだが、それを気にする風もなく笑顔で見送っている。

鈴本フレデリック:特に前々からあまり気にする仕草は入らないのだが、女性1枠と目が合うとそのまま抱き合う。その後離れられてしまうと、一瞬追いかけようとしてやめるといった仕草をして、椅子を持って去っていく。

寺元フレデリック:どちらかというと、積極的に女性1枠が近づいてきて、それを迎え入れて抱き合うイメージ。去られてしまったあとは悔しそうに自分の足を叩いていた印象がある。

(ここの絡みで読み取れるのは、野村さんは一夜限りの遊びだというのを理解したうえで、女性1枠を誘っていると読み取れることです。そういう意味でも野村さんのフレデリックはこういう遊びを知っているんだなとわかります。一方で、鈴本さんのフレデリックはフィーバスに連れてこられた感が強いので、すぐにいなくなってしまう女性1枠に呆然としている感じが読み取れます。ここでも真面目さがやはりにじみ出ている(笑)また、寺元さんの場合は、最初は成り行きで来てしまった感が強いですが、ここら辺では結構状況を楽しんでいて、女性1枠とも楽しみ始めたのに、いいところでうまく逃げられてしまって、もっと遊びたかった、悔しいな!といった、ちょっとした遊び人気質をここでも感じるんですよね。)

・ルイ11世のシーンでの様子
野村フレデリック:ルイがクロードに驚いてもそこまであからさまな仕草はしないが、男性3枠の反応を拾う。一度、ルイの帽子が驚きすぎて飛んで行ってしまったときは冷静に拾いに行っていたし、男性3枠の大空さんが、安部さんのルイに「バカッ」と怒られて落ち込んでしまっていた日に、どんまいという感じで肩に手を置いた日があったりもした。男性3枠が小田さんだと、クロードの「漬け込もうとする連中がうようよいますから」あたりのセリフに反応し、フレデリックの方を見るのに対しても、しっかりうなずいて反応している。

鈴本フレデリック:すごく自信満々なかんじで胸を張って立ってるイメージ。隣の男性3枠が大空さんだと、ルイが驚いた後驚いてしょぼんとした表情をすることが多いため、そこの落差が激しくて面白い。会話の内容にも一切反応しないのと、小田さんの目くばせにもあまり反応しない。

寺元フレデリック:特に変わった動きはなし。クロードのセリフを拾う仕草もあまりなかった気がする。

・「大聖堂警備隊は国王軍と共にあの女を捜索する」のところでの準備の仕方
野村フレデリック:手袋を左手をはめ終えると、フィーバスとクロードの方の様子を見はじめ、右手ははめながら二人の方へ近づいてくる。手袋をしっかりはめなおす動きが特徴的。最近は剣の向きも整えて、気合い入れも十分感が強い。

鈴本フレデリック:すべての準備を終えてから、早い段階でクロードの後ろに立ち、待機する。

寺元フレデリック:あまり覚えていないが、鈴本さんと近い動きだったイメージ。

・フィーバスとエスメラルダの捜索をしているあたり。
野村フレデリック:後ろでフリーズしているときは、剣にそえていた手をフィーバスの方へ差し出すので、何か話しているように見える。松明をもちながら、石像の方まで照らしてしっかり探している、フィーバスのことを結構気にかけているイメージ。一度、フィーバスの松明が消えてしまい、冷静に自分の松明と交換している日があり、そこでも隊長と副官の信頼関係を感じ取れた。

鈴本フレデリック:とにかくこの辺りは胸をはって堂々と立っているイメージ。すごく真面目で、フィーバスが「金貨二枚!」とかって声掛けをしている間も、広い範囲をさがすように行動している。

寺元フレデリック:そこまで広範囲は探さないが、一番フィーバスに対する視線は熱い。彼と共に任務を達成しようという気合いには、鈴本さんとはちょっと違う方向で満ちているイメージ。

・「中には誰もいません」の前後
野村フレデリック:ここで野村さんしかやらないのが、男性3枠にまず声をかけてから中の捜索に向かう点。捜索を終えてから、扉を閉めるように指示もする。その後このセリフをいうが、クロードの「うまく隠れているにちがいない」の言葉に少し反発心が見えなくもない。クロードよりも女将の様子を気にかけている。そのあと「火をつけよう」となり、宿屋の女将が「やめて!」と反抗しようとするのを、フィーバスと共に優しくたしなめる。

鈴本フレデリック:男性3枠には一切絡まず、クロードに報告することを第一としている。「火をつけよう」となったことにも対して反発心は見えず、むしろ反抗しようとする女将を、少し面倒そうに奥へと引っ込ませる。

寺元フレデリック:至って真面目。クロードの言葉にも、女将の言葉にもあまり反応は見せない。

(ここで私が考えるのは、この怪しい売春宿に、野村さんはエスメラルダが隠れている可能性があることを知っているのではないかということです。実際、女将は「あらフィーバス隊長、また会えて嬉しいわ」ということからもフレデリックはフィーバスとここを訪れたことがあってもおかしくないですし…。だから、ここで野村さんはエスメラルダをかばいたいが故のちょっとしたクロードへの反抗心が見え隠れするんですよね。一方で、鈴本さんはここでは正反対で、クロードの命に忠実で、女将に対する気遣いもあまり感じられないんですよね。寺元さんもこの時点ではどちらかというと鈴本さん寄りなイメージです。)

・フィーバスが裏切ったあたり
野村フレデリック:「神よ救いを、弱きものに!」とフィーバスが松明の火を消した瞬間、驚き、動揺しますが、周りにいる男性7枠や男性3枠の兵士が、フィーバスの方へ向かっていかないよう、手で制したりとちょっと冷静な一面が見える。「副官、君が指揮をとれ!」と言われると、「聞いただろ!」と自分では彼を捕まえろと言いたくない、そんな反発心が見え隠れする。エスメラルダが姿を現すと、こちらからは攻撃できずに防戦一方な様子がわかりやすい。また、そのあと、剣を奪い返し、クロードがフィーバスを指すあたりのところで、槍を両手でもって苦しそうにする仕草が入る。また、「ジプシーが隊長を刺した!」の言葉は信じられないといった様子が見える。

鈴本フレデリック:とても驚いて、フィーバスの方へ駆け寄りそうになるが、クロードの怒りを見て、その場で動けなくなる。「副官、君が指揮をとれ!」という言葉を受けて、我を取り戻し、すぐに切り替え「聞こえただろ!」と他の兵士たちに合図を送る。エスメラルダが姿を現した後も結構好戦的。「ジプシーが隊長を刺した!」というセリフに対しては、その行為に対する驚きというよりかは、そこで信じ切って、エスメラルダに対する怒りが大きいように見えた。

寺元フレデリック:とにかくすべての状況に動揺して、自分の中でも整理がつかず、翻弄されまくっているイメージ。クロードの「副官、君が指揮をとれ!」に対しては、「…き…聞こえただろ!」と口ごもったこともあった。

(ここで重要だと思うのは、クロードの「ジプシーが隊長を刺した!」という言葉に対する反応の違いが顕著なことです。野村さんはここで完全に彼の言葉を信じ切れていない気がします。エスメラルダとフィーバスの関係性を知っている彼だからこそ、エスメラルダがフィーバスを刺したなんて信じられないんです。逆に鈴本さんは、クロードへの信頼が厚いのと、ジプシーというものへの偏見も強いのか、クロードのこの言葉をその一瞬で信じ切ります。そのため、何回か私にはエスメラルダに対する怒りの感情が彼の中に見えた気がしました。寺元さんは全体的にどちらかに肩入れするというより、短時間で激動していく今の状況に翻弄され、自分の身の振り方さえどうすればいいのかすぐ判断できず、その場の成り行きに流されている感が強いなと感じました。)

・一幕ラストの行動
野村フレデリック:クロードの「聞けこれは神の思し召しだ~」と歌い始めるあたりから、目をつぶったりしてとても苦しそうな表情をする。クロードの言葉はもはやあまり聞こえていないように見える。日によっては、「探し出せ二人を~」と歌うところで泣いているじゃないか?とさえ見えることもある。そのあとも必死になってフィーバスとエスメラルダを探しているが、周りに他の兵士がいなくなり一人になると、苦しそうな表情に一瞬戻ったり、他の兵士に指示を出すために振り上げた手を、見つめて立ち止まったり、ところどころ悩み苦しんでいるように取れる動きがある。鐘を鳴らしているときも苦しそうな表情。

鈴本フレデリック:クロードの言葉には完全同意で、力強くうなずき、彼の方を一心に見ている。「探し出せ、二人を~」のあたりではしっかりと前を見据えて、そのあとも、真面目に任務遂行のために駆け回る。鐘を鳴らしている時も、野村さんの苦しい表情とは違って、真面目な険しい表情。

寺元フレデリック:クロードの言葉と命令に驚きつつも、その命に従おうとする姿勢が見える。フィーバスのことも心配ではあるが、今の自分にはしなくてはならないことはクロードの命令を実行することという意思が強いように見えた。

・カジモドがクロードが入ってこようとした、扉を足で慌てて閉めたときの反応
野村石像:びっくりして、あわてて走ってはける。最近はやらなくなってしまったが、その扉が閉まった振動でがたがた上下しながらはけていた時期もあった。

鈴本フレデリック:特に変わった動きはなし。

寺元フレデリック:特に変わった動きはなし。

・クロードに「奇跡御殿を発見した」報告するときの様子
野村フレデリック:他のセリフと比べるとすごく棒読みに聞こえる。自分が話さない間は一瞬カジモドの方へ視線を向ける。

鈴本フレデリック:すごくまじめ。クロードから視線は一切離さない。「これでやつらも終わりだな」というクロードのデリフに対して、微かに笑みを見せた日もあった。クロードの「夜明けに襲撃しよう」にも力強くうなずく。

寺元フレデリック:とにかく冷静だったイメージ。視線もクロードから離さなかった気がする。

(ここも顕著に違います。私の考えは、野村さんのフレデリックはこれを嘘だとわかって、わざと、クロードの命令でカジモドの前で報告をしているなと。カジモドの方へ視線を泳がすのは、実際はフィーバスの敵に回るようなことはしたくないという思いと、カジモドを利用することへのうしろめたさの表れではないかなと思うんです。逆に、鈴本さんは嘘だと知らずに報告している可能性が高いなと。一度そこで笑みを見せた日はやはり!と思ってしまったのですが、任務に忠実で、さらにクロードへの信頼も厚い彼は、良かれと思って報告しているように思うのです。その正義感を利用して、クロードが他の兵士に吹き込んで、クロードのもとへ報告しに来るように仕向けたのではないかなと。なのでこの笑みは、悪人であるジプシーを根絶やしにできるという事実に嬉しさを感じていたのではないかな?と思ったんです。寺元さんはここではあまり分析できていないのですが、どちらかというと野村さん寄りな気がしました。嘘だとわかったうえで報告しているかな…と。野村さんはここで言いたくない気持ちの表れが強いのですが、それとくらべるとその度合いは少なかったように思います。)

・奇跡御殿を襲撃したときの様子
野村フレデリック:フィーバスの方へ一番に制止に入るが、表情は複雑そう。カジモドの方をフィーバスが見上げると、彼もカジモドの方を見る。クロードの「本当に警備隊がここをみつけたとでも?」のセリフにたいしてはあまり反応を見せない。だが、エスメラルダとフィーバスがかばいあいを始めると、複雑そうに二人を見つめている。エスメラルダを連行するときも「来い!」とはいうが、そこまで乱暴にはやらない。

鈴本フレデリック:フィーバスとの距離が一番近い、いつ反抗するかわからないという警戒が距離を縮めているように見える。クロードの「本当に警備隊がここを見つけたとでも?」というセリフに反応する。エスメラルダの連行の仕方は結構乱暴。

寺元フレデリック:ここではあまり特徴的な演技はしていなかった印象。クロードのセリフに対する反応はなし。

(ここでもフレデリックの考えの違いが顕著に表れていると思います。前の項目で鈴本さんのフレデリックは嘘だとわかって報告しているわけではなさそうと考えるのはここで、クロードのセリフに驚いたような反応を見せるというのも大きいです。一方で野村さんは、二人の姿を見ているのが辛そうな感じがここでも見て取れます。二人のことを憎めないし、捕まえたりなどしたくないけど、クロードの命令には逆らえない…そんな感情と立場のはざまで苦しんでいるように見えるのです。寺元さんはまだ回数が少ないというのもあり、まだ方向性が見えてきませんでした。今後京都などで演技が見えてきたら追記したいと思います。)

・エスメラルダの「助けて!」で慌てて駆けつけてきたときの反応
野村フレデリック:剣を半分抜きかけの状態で駆けつけてくるが、エスメラルダの様子をみて、その剣をゆっくりと収める。

鈴本フレデリック:駆けつけてきたときはクロードとエスメラルダを交互に見る。驚きは結構大きい。

寺元フレデリック:一番動揺しているイメージ。

・フィーバスを連行してきたあたり
野村フレデリック:フィーバスの肩に手を添えながら歩いてくる。フィーバスのことは中へ促しながら、目線は外さない。クロードにフィーバスが無理矢理奥へ突き飛ばされるのを、目を背ける。だが、クロードが近づいてきた気配を感じると、慌ててその感情を隠すように姿勢を整える。「長い間、二人きりにするな」という言葉に対する返事の「はい、閣下」にあまり感情は見せない。去るときは二人のことを見ずに、目を伏せて去る。去り際に天を仰ぐような仕草が入ることもある。

鈴本フレデリック:フィーバスの肩に手を添えながら歩いてくる。フィーバスが突き飛ばされるのからは軽く目を背けるが、クロードが近づいてきてもそこまであからさまに姿勢を整えるといったことはしない。クロードへの返事の「はい、閣下」は冷静に言うイメージ。入り口を閉めて去るときはエスメラルダとフィーバスを交互に一瞥して去る。

寺元フレデリック:二人と違って、目を背ける仕草はなかったように思うが、「はい……閣下」と返事の間は一番長く、その命令に対してこの時点で前向きでないことが読み取れる。

・「隊長、時間です」のあたり
野村フレデリック:牢獄の方へ歩いて出てくるが、一回立ち止まり迷う。そこで自分の中で何か整理してなのか、再び歩き出し、「隊長、時間です」と少し辛そうな表情で語り掛ける。フィーバスが振り向いて寄ってくると、そこで笑みを作るが、フィーバスの顔を見て、その笑みはすっと消える。「友達として頼む…」とフィーバスが話し始めると、「鐘ならいりません!隊長!」と力をこめて遮り、フィーバスの顔をじっと見つめて、「夜明けにまた来ます…」とすごく丁寧に静かに、優しげにいう。この時、フィーバスが彼の手の上に手を乗せないときは、去り際に彼からそっと触れて去っていく。その去り際に、上を見上げていた日もあり、涙をこらえていたのかと思える仕草だった。

鈴本フレデリック:牢獄の方へゆっくりとあえてフィーバスたちの方を見ずに歩いてくる。格子のところへ着くと、そこで言い出すのに勇気がいるように「隊長、時間です」と声を放つ。そこでも顔はすごくまじめ。フィーバスが駆け寄り、「友達として頼む…」と話し始めると、どちらかというと冷静に、「鐘ならいりません、隊長」といい、一瞬エスメラルダを見て、視線を伏せた後、決断したように「夜明けにまた来ます」といって、足早に去っていく。

寺元フレデリック:牢獄の方へは二人をじっと見つめながら歩いてくるイメージ。フィーバスが近づいてくると、彼のその時のテンションに引きずられて、悲しさが顔に満ちる。「鐘ならいりません、隊長」とフィーバスを見ていったあと、一瞬エスメラルダの方をみて心を決め、「夜明けに…」と一回切り、フィーバスが手を上にのせていても、あえてそこから手を抜いて、手を握りながら、「また来ます」と言って去っていく。

(ここでのキャラクターの違いは顕著です。とくに、エスメラルダを見るか見ないかの差は大きいですね。野村フレデリックはここはとにかくフィーバスのことを一心に見つめてますし、もう最初からクロードの「長い間二人きりにするな」という言葉を守らないことに対する抵抗はないようで。むしろ、フィーバスの言葉を聞いて、そうしようと自分からすぐに切り替えます。やはり、隊長思いかなと。自分にできることならなんでもする、という心持に見えます。鈴本フレデリックの中では前述したとおり、彼の中ではフィーバスとエスメラルダは反逆者という意識もあるので、クロードの命令に背くことをエスメラルダを一瞬見据えながら迷っているように考えられます。決断すると切り替えは早いので、フィーバスの前から去る時も名残おしさなものは少ないようです。寺元フレデリックはもう最初から「長い間二人きりにするな」に対する「はい…閣下」の言い方のトーンが違うのも前述しましたが、明らかにそうしたくないという気持ちの流れがここで爆発してます。フィーバスの言葉を受けて、感情的にあの行動をとってしまったように見えなくもないかなと。)

・「聖域は法律で守られています!」のあたり
野村フレデリック:クロードに、「法律など関係ない!」といわれてしまったあと、その場で苦しそうに十字を切り、兵士たちに指示出しをする。その振り上げた手は振り切らないうちに止まってしまい、その手を見つめて苦しそうに顔をゆがめた後、左手で無理やり振り上げた右手を下げる。カジモドが大木を投げたときは、まず隣にいる倒れた兵士をきづかう、ちょうどそのタイミングあたりでフィーバスが助け出され、鼓舞の言葉を叫び始めるが、その様子を一回振り返って観てしまい、苦しそうに顔を背け、扉破壊の方へ。ここでのフィーバスの方へ行きたいけど、自分にはいくことのできない苦しさのようなものがとてもつらい。

鈴本フレデリック:クロードに「法律など関係ない!」と言われた後は、決断したように手を握り締めて、指示出ししにいく。だが、扉がそう簡単に破れないのを悟ると、クロードの方にもう一度訴えかけに行こうとするが、カジモドが投げた大木でそれどころじゃなくなり、結局「それを使え!」で納得して、扉破壊に専念する。フィーバスには目もくれないので、クロードの側でいるということを彼は自分の中でしっかり持っている。この時点で迷いはあまり見えない。

寺元フレデリック:クロードの言葉に対して、ここも状況に翻弄されまくっているイメージ。クロードにはやはり逆らえないので、指示出しもしに行く。カジモドが投げた大木に一番混乱する。フィーバスが助け出されるあたりは、命令遂行のため、ゆっくりと扉の方へ歩いていく。フィーバスを気にすることはないが、状況に翻弄されているイメージは一番強い。

(ここはまさにフレデリックの違いのすべてを語るシーンといってもいいでしょう。ここで野村さんのフレデリックは決断に迫られ行動には移しますが、やはり自分の感情とは裏腹な行動をしなければならないことに悩み、苦しんでいます。結局彼はフィーバスの側にいたいのです。一方で、鈴本さんのフレデリックは、信仰心があつい故に、大聖堂を攻撃することに対して大きな罪の意識と、反発心を覚えています。フィーバスやエスメラルダのことは罪人と割り切っているところがあるからこそ、ここでの兵士としての行動に友情の点での苦しみは見えません。信仰心との戦いが強いように思います。寺元さんはまだ感情レベルまで分析ができていません…また何か新しい発見があれば、追記します。)

・「見ろ!あんな所にいる!!」のセリフのイメージ
野村フレデリック:少し目をすぼめて言う感じ。驚きの感情が強いように感じる。カジモドとの距離感は野村さんが一番遠くに感じる。

鈴本フレデリック:力強く、険しい表情で、奴は何をする気だ!?といったイメージが強い。

寺元フレデリック:目を見開いて必死に訴えかけるイメージ。

・鉛のシーンの様子
野村フレデリック:「力を貸してくれ」というカジモドのセリフにうなづく。鉛の鍋?を傾けた後、そのまま手を上に仰ぐが、ゆっくりと左手だけ胸の前にそえ、目を閉じる。何か思いをぶつけて祈るようなイメージ。

鈴本フレデリック:特に変わった動きはなし。

寺元フレデリック:特に変わった動きはなし。

・顔を汚した後のポーズ
野村さん:カジモドと対称的なポーズをとる。左手を後ろにゆがめさせ、左足を少し斜めに曲げる。左目だけをつぶり、顔をゆがめながら歌う。

鈴本さん:ポーズは野村さんと同じ。だが目はつぶらないのと、表情もゆがめない。

寺元さん:上記に同じ。

とまぁ、こんな感じです。とにかく皆さん違いすぎて楽しい!!
ものすごく長くなってしまって…自分でも書くの大変だったのですが、でもそれだけ見どころのある作品&キャラクターだったということですよね!

また何か思い出したり、役者さんの演技が増えたら追記していく予定です。
とりあえず東京楽日が来る前にかけてよかった!!

いい加減本当に本編のほう進めないとですね。

本当に長すぎるブログ、ここまでお読みいただいてありがとうございました。