【イベントレポ】2019/12/1「リトルマーメイド」札幌 第2回オフステージトーク

お久しぶりです、こうして気合をいれてブログを書くのはいつ以来でしょうか(笑)
ここのところ忙しい日々が続いたのと、贔屓が全国公演当番が続き、なかなかイベント登場の可能性がなかったというのも大きいのですが、久しぶりに本腰入れて劇団四季さんのイベントに参加してまいりました。
記事は前後してしまいますが、11月のオフステージイベントにも参加しており、この時もとても豪華なイベントだなと思ったのですが、今回はその上を行くイベントでした……もうイベント参加時は私も楽しくて、幸せで、あとから自分のメモを見返しても、何を書いているのかもはやわからないといった感じで(笑)
色々とぐちゃぐちゃなレポになっていきそうですが、今回も自分の備忘録という意味も含め、稚拙ながら文章化させていただこうと思います。11月のレポは前後しますが、この記事が完成次第作成に入ろうと思っております。
繰り返しの説明になりますが、いつものセリフ形式でレポさせていただきます。いつもと同じように、敬称は略させていただくのと、メモと記憶を頼りに書くものですので、役者さんがこのままこう言っていたとは限りません。また、文面的に読みやすくするために、あえて言い回しを変えている場合もあります。そこの点、ご了承くださいませ。

さて、イベントが始まると、まずMCとして登場されたのは札幌出身のフロットサム役の長手慎介さんです。軽い自己紹介を終えた後、ほかのトークイベント参加者を呼んでくださいました。客席下手扉から登場してきたのは以下の総勢14名の俳優の皆様。まずこれだけの人数の参加に私もびっくりでした。

アリエル役 若奈まりえさん
アクァータ役 大森真理さん
エリック役 上川一哉さん
アティーナ役 三井莉穂さん
アースラ役 原田真理さん
男性アンサンブル 野村数幾さん
トリトン役 伊藤潤一郎さん
アデッラ役 近藤きららさん
スカットル役 江上健二さん
男性アンサンブル 権頭雄太朗さん
ジェットサム役 八百亮輔さん
シェフルイ役 中橋耕平さん
フランダー役 緒方隆盛さん
アラーナ役 吉良淑乃さん

札幌のオフステージトークイベントは、参加者をグループに分け、それぞれのグループを俳優がツーマンセルになって全グループ回ってくださり、質問はそれぞれのグループで自由にできるという豪華仕様……!一つのグループの持ち時間は6分で、時間制限がありながらも、全員の俳優さんと交流できるというとても満足度の高いイベントでした。
MCの長手さんの号令で、俳優の皆様がそれぞれのグループに散り、イベントスタート。

私のいたチームの最初のメンバーは、若奈さんと大森さんのコンビでした。

若奈「ここ、暗くないですか?」

イベント始まって早々、ライティングを気にされる若奈さん(笑)
最初の質問は、アリエルが涙を流して歌われていることが多いということで、その際の泣きながらの歌のコントロールはどうされているのか?という質問でした。

若奈「できておりません」

きっぱりと答えた若奈さん(笑)

若奈「演出家のクリスとも話をしたんですが、アリエルって感情の起伏が本当に激しいキャラで、そこのコントロールがとっても大変なんです。でも私やっぱりそんな感情の流れで泣いてしまうことが多くて」

大森「たぶん、アリエルの中じゃ1番泣いていることが多いかも」

若奈「そういう意味でも、気をつけないとな、と意識はしてます」

大森「私もそんな彼女からもらい泣きしてしまうことも(笑)」

若奈「ごめん(笑)」

次の質問は、アリエルとアクァータのお互いのお互いへの気持ちや印象についてでした。

大森「アリエルからは特にない感じですよね?お姉さんたちに対する違いとかは」

若奈「黄色に対しては……目に見えて色々ありますけどね(笑)」

大森「黄色のお姉さんは長女何もあって、やっぱり1番がいいんですよ。あのソロの件といい、パパからも1番に愛されたいんです」

若奈「黄色と違って、オレンジは優しいっていうイメージ」

大森「でも、決してアリエルとかが憎いわけじゃないんですよ。愛されたいからこそ、嫉妬しちゃうんです」

若奈「そういう意味じゃこっちは真逆っていう感じですね」

大森「だから尚更、暖簾に腕押し! みたいな感じになっちゃってるんですけどね」

若奈「のれん……???」

どうやら意味がわからなかった様子の若奈さん(笑) 一方で、詳しい説明に困る大森さん(笑)

若奈「寝耳に水! みたいな?」

思いついたようにそう言った若奈さん(笑) 和やかで楽しいトークチームでした←
次の質問は、メイクについて。メイクは何分くらいかかるのか、そんな質問だったと思います。

大森「シスターズは特に衣装替えやメイクは大変ですね。シスターズの時とその他のキャラクターではダブルラインを一度消して、変えたりしています」

若奈「とにかく急いで! って感じですよね」

大森「出演していない間はとにかく忙しくしてますね、着替えだったり、メイク替えだったり……最初のメイクの準備自体は30分かかりますね」

若奈「私は最初は2時間とかかかってたんですけど、今は15分でできるようになりました(笑)」

ここで時間切れ。チーム交代です。
次に私がいたチームにきたのはエリック役の上川一哉さんとアティーナ役の三井莉穂さんでした。

上川「こんにちは、特に共通点のない二人です(笑)」

三井「確かに……私たちもどうしてこのペアなのかわかりませんけど、強いて言えば、二人とも初演メンバーなんですよ」

上川「あとはこのチェック柄がおそろ(笑)」

服装が二人ともチェック柄のお洋服だったので、そこに無理やりこじつける上川さん(笑) 早速一つ目の質問です。キスザガールのお芝居についての質問でした。どこまでが演出で決まっているのか、そんな質問だったような気がします。記憶が曖昧ですみません。

上川「あのシーンに関しては、細かく決まっているわけではないです。なので、アリエルやエリックが違えば、やることも変わってくるとは思います」

次の質問は次の演目が変わる時の切替についての質問。

三井「切り替わるか……というより、切り替えますね。クルッと変わるイメージです。それに、舞台に実際に立つと自然と変わります」

上川「衣装を身につけると、また変わりますよね」

三井「わかります。あと、ルーティーンも変わります」

上川「です!」

わかりやすく? まとめてくださった上川さん、次の質問に移ります。次のは北海道の印象を教えてください、というものでした。

三井「雪、ですね。私、出身が大阪なので雪が降らないんですよ。なので、結構この北海道での雪を満喫してて、写真とかいっぱい撮って楽しんでます」

上川「僕はですね……雪です。いかに滑らず歩くか、それが僕にとって今の重要事項です(笑) でも、ここ絶対滑るだろ!と思って踏ん張っていくと、それが意外と滑らなかったりして、恥ずかしい思いする(笑)」

三井「私もだんだん滑るところがわかるようになってきました。ここはダメだってわかるんです(笑)」

そんなこんなで北海道といえば雪、という結論で終わったお二人でした。次の質問は衣装の数でした。

上川「僕は実質衣装は3着ですけど、上着着てなかったり、場面によって着こなし方が違ったりしますね」

三井「シスターズはとにかく着替えが多いです」

上川「みんな出番が終わると、連なって走ってますよね。裏動線っていうのがあるんですけど、この人が行ったら自分が行く、みたいな。それがこの作品は特にシビアかもしれないですね」

三井「大阪と札幌で裏動線が、劇場の構造の都合で変わるので、それを覚えるのも大変だったりします」

次の質問はフォークについて。エリックが投げるフォークは、どのようにしてキャッチしているのか、また、二幕のフォークはその投げたものとおなじ小道具か、というちょっと作品としてではなく、小道具に関する込み入った質問でした。

上川「フォークは、海に落ちてます」

はっきりと断言された上川さん。そりゃそうですよ、こういう事は所謂企業秘密というやつですからね。

上川「あと、二幕のフォークはうちのです」

三井「投げたフォークはアリエルが拾ったので、隠れ家に飾ってありますしね」

上川「そこはディズニーですから(笑)」

そんなこんなでこの質問は終了です(笑) 次に飛び出した質問がまた強者というか、なかなかなリクエストで、劇中のセリフ、「お腹すいたかい?」を参加者のみんなに言ってもらいたいというもの。それを聞いた上川さんは……

上川「次にここにくる潤ちゃんに言ってもらってください(笑) 彼なら言ってくれるから」

まさかの次のチームへの無茶振り。そこでタイミングよく? 時間切れのチャイムが鳴ります。ということで、次のチームの伊藤さんに勝手に無茶振りして去っていった、上川さんチーム(笑) そんなことをつゆも知らずに、元気よく私達のチームの元へ走りこんできた、トリトン役の伊藤潤一郎さんと、アデッラ役の近藤きららさん(笑)

伊藤「お待たせいたしました〜!! では早速質問のある方!おっ!すごい!!」

速攻先ほどの質問をした方が手を挙げて、指名されます。もちろん、「お腹空いたかい?」を言ってくださいというお願いです……。

伊藤「どういうこと!? なんで僕? 僕でいいの?」

まぁ、そうなりますよね(汗) そこで、事情のわかる客席側で状況を説明、俳優のお二人もそれで状況を把握します。話を聞いた伊藤さんは、なんとその場でエリックのそのセリフを披露してくださいました。普通にめちゃくちゃかっこよかったです……むしろ私は彼の言い方のほうが好……すみません、黙ります(笑)
そんな伊藤さん、セリフを言い終わった後に、「あいつっ!!!」と別のチームと話されている上川さんへ怒り?を言葉で飛ばしてました。上川さんもそれに気がついてニヤニヤこっちを見る始末(笑) 会場も爆笑です←
さて、気を取り直して次の質問です。次の質問は、トリトンから見たアデッラへの印象や思い、アデッラからみたトリトンへの印象や思いを教えてくださいという質問でした。

伊藤「そうですね……僕たち俳優は、ゼロ幕という舞台上の物語の中で描かれていないそのキャラクターとしての過去や状況を考えるんですが、僕の場合、あの娘たちと話しているシーンの前は、七つの海からあのお祝いの場に招いたお偉い方たちに、コンサートが失敗に終わってしまったことを、とにかく謝って、謝って、そしてようやく一段落して戻ってきたところなんですよ。だから、あそこのシーンで言うならば、いい加減にしてくれっ!って感じですね(笑)」

近藤「アデッラからはとにかくパパが大好きですね。」

伊藤「僕からも実際違いはないんですけどね。僕プライベートで娘が二人いるんですけど、やっぱり長女って特別なところがあるんですよ。全ての初めての思い出が彼女につまってる。だからどうしても特別になるんです。次女はだから、勤めて特別にするようにしてる。長女にこうしたんだから、じゃあ次女はここでこうしてあげようみたいな。そんなこともあって、僕は勤めて平等に、を意識してるんですよね」

近藤「そうなったら、もう五女になんてなったら……」

伊藤「もう勝手にやってくれ!ってなります(笑) でもね、みんな、奥さんとの大切な宝物であることに変わりはないんです。まぁ、物語的にアリエルが1番みたいに見えるところがあると思うんですけど、僕はこの役をもらった時に、娘たちへの愛は平等で、みんな好きでいいですか、と演出家に聞いたんですよ。そしたら、ジュンはそれでいいって言っていただいて。だから僕は、娘たちには平等に、という風に作ってます。それに、僕、一番最初に娘たちの名前を覚えました。名前って、もう反射的にと言うか、何も考えずに出てくるものだと思うんですよね。平等であるためにもやっぱりそこは大事だと思って」

近藤「私達娘はそんなパパをいつも袖から見てるんですよ。あ、今日のパパは緊張してる、とか、娘たちで眺めながら、リラックスさせていただいてます」

伊藤「実際、僕今日久しぶりでめっちゃ緊張してた(笑)」

次の質問は、出番がないときはどのように過ごされているか、という質問でした。

近藤「シスターズはとにかくメイク替えとかで忙しくしてますね。とにかく舞台上にいないときは……次の準備してますね」

伊藤「僕は基本楽屋。影コーラスとかもしてますよ。あとは着替えの忙しいみんなが裏を走っていくのを見てたりしてます(笑) 本当に大変ですよ。あとは高いところを気にしてますね。頭がああだから、移動の時本当大変」

近藤「それはシスターズもですね(笑) よく移動で頭が引っかからないように屈みながら移動とかしてます」

そして次の質問は人魚は皆左利きなのか? という質問でした。アリエルとトリトンが左手を使うことが場面場面で多いことから、そう言う質問が出たようですが、人魚が左利き、ということではないらしく、アリエルとトリトンは左利き、とそういうことだったようです。

ここで時間切れです。次に私のいたチームに来たのは、中橋さんと八百さんのシェフルイとジェットサムコンビです。お二人共お互いがお互いの役の先輩後輩関係。中橋さんはジェットサムの初演キャストであり、北海道でシェフルイデビューしたばかり。八百さんはジェットサムを今まで演じられていましたが、中橋さんよりも一足早く、名古屋でシェフルイデビューをしておりました。そんな関係でどうやらチームになったようです。それぞれ自己紹介を終え、先程の伊藤さんチームとは打って変わってお二人のお人柄か、落ち着いた空気がその場に流れ始めます←
そして、最初の質問はそれぞれの役を演じるにあたって、苦労した点などはありますか?というものでした。それぞれ現在の役について語ってくださいました。

中橋「僕は……そうですね、やっぱりテーブルの下でセバスチャンに対処するのにとても苦労しましたね……あとは、キッチンの物の場所を覚えたりするのも大変でした」

八百「やっぱり、ローラースケートですね。僕、借りたその日の夜に半月板を壊してしまって。まずそこから大変でした。あと、足のサイズが大きいので、その専用の靴が届くのが開幕のギリギリだったのも不安でした。それまではスタッフさんが登山靴で作ってくれた手作りシューズで練習してました。ゲネプロまで転んでいたの覚えてます(笑)」

お二人共苦労を赤裸々?に語ってくださいました。お互いにその苦労が理解できるようで、お二人共うなづきあいながら、説得力のある感じで話してくださいました。
次の質問が、シェフルイのメイクについて。先日まで岩城さんが出演されていたのですが、質問された方は彼のメイクと中橋さんのメイクにだいぶ違いがあることが気になっていたようで、この質問が出たようです。

中橋「シェフは人によって、メイクの仕方はもちろんまちまちなのですが、僕のメイクが一番オーソドックスな形です。実際……岩城さんのメイクは相当濃いです(笑)アイラインだけじゃなくて、白でポイントメイクもしてるんですよね。でも、僕、そしたら、シェフルイはおじさんだからホワイトはダメって(笑)」

八百「でも岩城さんは勝手に入れてますよね……?」

中橋「いつか入れたいです(笑)……まとめ方がわからない(笑)」

次の質問は役の切り替えに関してでした。

中橋「シェフ役のスイッチとしてはそんなに大変じゃないです。まぁ、彼に関しては素ですねよよく言われます(笑)」

八百「素はいいよね(笑)」

中橋「いいかな?(笑)」

八百「僕は切り替え難しいです。だんだんギアが切り替わっていく感覚なので。翌週に役が変わったときは、それは大変でした。なんていうんでしょう、筋肉が変わっていくのに時間がかかるんです」

中橋「せめて間一週間は時間が欲しいですよね。まぁ、これも持ちつ持たれつの関係ですからね」

今感じでこのお二人の時間は終了。とってもまとまっていて、落ち着いた時間だった印象があります。さて、次にやってきたのは、緒方さんと吉良さんのチーム。フランダーとアラーナコンビです。この二人への最初の質問は、それぞれ役としてでなく、ご本人同士でのお互いのせいかくを教えてくださいとのことでした。最初、吉良さんはキャラとしての性格を教えてくれろいう質問だと思ったらしく……

吉良「無邪気、まっすぐ、嘘がつけない……」

緒方「それ、今の俺じゃない(笑)」

吉良「え!? 本人同士ですか!? キャラクターで答える物だとばかり(笑) そうですね……意外とピュア?」

緒方「僕からは……誰も気がつかないことに気がつく鋭い方、ですかね。僕が何かに悩んでたりすると、何かあったでしょう? なんでわかるの!? ってなります」

吉良「私からは他にも! 優しい、正直者、可愛い!」

緒方「わお! じゃあ僕からも……母性がすごい、懐に入りたい! 彼女がいると安心できるんですよ、大人な女性というか……ほんと大好きですね、人間力で包んでくれます」

吉良「こんな感じでいいですかね?」

とここで次の質問へ。次はアラーナはフランダーのことをどう思っているか。もうこれはこの二人が揃ったら定番の質問ですよね←

緒方「はい! 来た! みんな気になりますよね! もう聞かれるの何回目だろ(笑)」

吉良「私は、シーズンインラブのシーンで意識し始めてます。私より年下なのに、アリエルが恋してるなんて………私も、私も……いた!! って感じでフランダーを見ています(笑) アラーナは結構その気ですね」

緒方「僕の方は全然ないです。アリエルを誇らしい思いで見送っています」

吉良「でも、あのあとの二人は皆さん次第というか、見て、聞いて想像してみてくださいね!」

次はフランダーのスケボーについての質問。あれに意味はあるのか? そういう質問でした。

緒方「あれは、自家製のスケボーなんですよ。巻貝で手作りなんです。特に意味は無いんですが、急いでる時とか、出勤の時に使うのかな、と僕は思ってます」

吉良「スパでも働いてるしね」

次は札幌の印象を教えてくださいという質問。

緒方「僕は、ラムシャブです! 本当にあれは美味しい!」

吉良「私は、九州の熊本出身なので、こうしてここに来れて嬉しいです。やっぱりだいイメージが違いますよね。向こうじゃ雪は降らないので、そこが印象的です」

とこんな感じでこのチームは終了。次はカモメコンビの江上さんと権頭さんが次のチームとして来てくれました。軽く自己紹介をしてくださったのですが、二人とも九州出身という共通点。何故か、プライベートは権頭君に、と釘を刺す江上さん←
そんな二人への最初の質問は、北海道の印象を九州の方便で行ってくださいというリクエストでした……。

権頭「僕、方言使えない……(汗) やっぱりこうした生活が長いと、意図的に使わないようにするので、方言が消えてしまったんですよね」

江上「そういう売り出し方?」

権頭「いやいや、なんというか、意図的に出せなくなっちゃったんですよ」

そんな風に返す権頭さんの横で雄弁に方言でコメントする江上さん。流石でした。客席も拍手。そして次の質問は他のカモメの仲間との関係性についてです。

江上「よくスカットルはカモメの親分的な目で見られることが多いんですけど、僕は仲間、として考えてやってます」

権頭「そうですね……やる人によってもちろん違うんですけど、カモメ同士の絡みはそのままプライベートが現れてるって感じですね。今のメンバーに関しては、野村さんはプライベートでもめちゃくちゃ仲が良くて、いいお兄さんと、身勝手な弟って感じです(笑) 永瀬君に関しては、可愛い弟って感じですかね」

という感じでカモメの関係性について話してくださいました。確かに野村さんと権頭さんが揃うと、よく絡む芝居も多いし、仲が良いなぁとは思っていたのですが、とても納得の答えでした。
次はカモメの飛び方やお芝居に関してのこだわりについての質問でした。

江上「はい、僕飛び方に関しては研究しましたよ。まず、人間みたいに見えないように前屈みの姿勢になって、普通に立たないことを意識してます。あと、地面に降り立ったときは、こうして手を後ろに回して、羽をしまうように表現してます。あとは、キスザガールのシーンとかで羽ばたくスピードが一定にならないようにとか、姿勢は気をつけてますね。なんだかんだあそこ、肩甲骨をすごく使うので、結構きついんですよ」

こだわりをしっかり語ってくださった江上さん。これ、福岡のトークイベントでも確か詳しく話してくださっていたと思います。気になる方はこちらの記事もどうぞ。

【イベントレポ】2018/6/8「リトルマーメイド」福岡 第3回オフステージトーク

権頭「僕は、アメリカのカメラか何かに映っていたカモメの映像を見た時に、すごくすばやい印象を受けたんです。だから、そのイメージを大切にして、首とか細かく忙しく動かしたり、そういったカモメらしい仕草を心がけてます」

とこんなかんじでカモメチームの質問タイムは終了。そしてとうとう最後のチームが回ってきました。アースラチームの原田さんと野村さんでした。野村さんは男性アンサンブルとして、アースラの足をやっているので、このコンビになったようです。
さて、最初の質問はアースラのそれぞれの足への思いについて。ここは公四季さんのメルマガ等でも説明されていたりして、比較的周知の情報だったりします。

原田「そうですねぇ、やっぱりどれが好きか、と聞かれれば、左が好きですよ!」

しゃべり始めると同時に、持っていた水筒を床に置いてしまった原田さん。その水筒を床に置いてしまったのが気になったのか、野村さんがそっと拾って、ジャケットのポケットに閉まってました← ジェントルな気遣いですね!
そして続いて足に関しての質問で、テンタクルスのマスクは口のところが開いているように見えるマスクですが、実際はどうなのでしょうという質問でした。

野村「あ〜開いてるかもしれないですね。集中すると無意識に口開けてしまってるかもしれないです。結構あのマスク、息苦しいんですよ。あれとおんなじ顔してるかもしれないです(笑)」

あらかた話が終わると、次の質問は結構無茶振りなリクエスト、最高音と最低音を今この場で披露してくださいというものでした……。

原田「今ですか!? このイベントそんなサービスもあるの? 追加料金よね、これ!」

冗談まじりにこうおっしゃった、原田さん。野村さんも隣で苦笑いしてました。そして水筒を探し出す原田さん。野村さんがポケットから取り出しパス(笑)ある意味面白いやりとりが見れました。そこから野村さんに振られます。

野村「女性域まで出ないことはないですけど、実際使わないので……」

そう言いながらも、最低音から最高音まで披露してくださり、高音も綺麗に響いて、とても素敵なお声でした。それを聞いて、原田さんもやる気になります。持っていた水筒を今度は野村さんに預けて、最高音まで披露してくださいました。

原田「次は追加料金いただきますからねっ!」

最後までジョークは忘れない原田さんでした。そんなサービスタイムの次はちょっと真面目なお話タイム。お芝居をする上で大切にしていること、役作りをする上での工夫などを教えてくださいとの質問でした。

原田「私は、役に対して事柄を書き出して、自分で整理してます。アースラに関しては、恨みを具体的にして、それぞれの言葉やセリフがリアルなものになるように作ってます」

野村「僕は、この作品ではアンサンブルという立場なので、自分の中の人生みたいなものはありつつも、作品から飛び出さないようにすることを心がけてます。自分がそのシーンに存在する上で、このシーンのためのベストを考える。そこから役作りやお芝居を考えます。ただ、そこで埋もれないように、ということも普段から考えてます」

お二人共しんけんに答えてくださいました。プリンシパルとアンサンブルの両方の役作りについて聞くことができ、ちょっと得した気分でした←
そんな感じでちょうど時間になり、全チームが全グループを回り、質問タイムは終了。参加したすべての俳優さんと直接お話できる、とっても貴重で贅沢な時間でした。しかし、それだけではこのイベントは終わりません。

客席前方に全員が再集合すると、MCの長手さんが、それぞれ今回のイベントで印象的だった事柄を一人一人に質問しました。あまりここはメモできていなくて覚えていないのですが、ひとつだけ面白かったことがあるのでこちらに残しておこうと思います。上川さんの答えが、「伊藤潤一郎」だったんですよ←

はい、あれです(笑)

この答えを聞いて、意味を理解できたのは、上川さんチームと伊藤さんチーム、そして私がいたグループの参加者だけ。そこで事情の説明がなされたのですが、結果他の人も伊藤さんのあのセリフが聞きたいという流れに(笑)
やらないよ、と言いつつ壇上に上がる伊藤さん。そして………

伊藤「お腹すいたかい?」

最高の締めでした(笑)
そしてこれだけで終わらず、最後の最後に幕が上がり、ステージ上にはセバスチャン役の赤間さんの姿。続々と出演者全員が登場し、アンダーザシーえお特別バージョンで披露してくださいました。ジェットサムとフロットサムのプチソロ、グリムスビーのセンターでのオリジナルダンス、トリトンのソロなど、本当に最高のフィナーレでした。

こんなに至れり尽くせりのイベントでいいのだろうかと、私自身夢を見ているかのようでした。北海道四季劇場、このリトルマーメイドの作品で、三月に本当のフィナーレを迎えてしまうわけですが、やはりそう考えると寂しいものがありますね……

本当に楽しくて素晴らしいイベントでした。わざわざ札幌まで行きましたが、本当に行って良かったと心から思っております。次回は11月にあった第1回目のオフステージトークイベントもレポートできたらと思っております。
長文、ここまでお読みいただきありがとうございました!

Author: benphantom

Welcome to Cony Island!! とにかくミュージカルを愛してやまないBenPhantomによるミュージカル関連のことで語りまくるファンタズマですw 応援している役者さんは野村数幾さんと松原剛志さんと石川禅さんです!! Phantomの詳しい観劇履歴はカテゴリの、 「BenPhantomプロフィール」をご覧下さい。 Twitterもやってます(主にここに生息w)↓ @BenPhantom 一度リニューアルをしているため、その事情などは「このブログについて」にまとめましたのでご覧下さいませ。

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